モノがに頼る 5
1945年8月号の雑誌に「アメリカ兵は背が高いけれども、足が長いだけで下半身はふにゃふにゃだから、物陰に隠れて通りすぎたら後ろから膝の後ろを竹槍で殴って、上からグサッと刺せ」という記事がイラストつきで載っていたのに、それからわずか1カ月ばかり後の8月16日の全ジャーナルは、諸手を挙げてアメリカ万歳になったことを体験した世代です。
つまり私たち第二世代は、子供の頃に、大人というのはかなりあやしいというのが骨身に沁みて分かって「自分で思いこんで一生懸命信じるのはやめた。
きょろきょろあたりを見ていて、皆が行くほうに行っていればいいや。
世の中変わればまた簡単に私も変わればよいさ」と思い始めた世代だといわれています。